ー絵が描けないってどういうことですか?
そのまんまの意味です。小さい時は絵を描くことが好きだったんですけど、成長とともに別のことに打ち込む期間が増えてしまい苦手意識がついてしまいました。 大学に入ってからもデッサンが特に嫌いで評価もCばっかりだし、これやる意味あるのかな〜てずっと考えてました。
ー高校時代はどんなことをしていたのですか?
高校時代は放送部と生徒会を兼部していました。放送部では朗読をしたり、ラジオドキュメントや学校紹介動画を制作していました。あとは大学進学をする人が多い学校だったので授業の予習復習、7時間目や補講、土日の模試など勉強に時間を取られることが多かったです。
ー絵が苦手なのに、どうして造形大を選んだのですか?
映像をもっと学んでみたいと思ったからです。放送部での制作は楽しかったのですが、上手くいかないことも多くやりきれなかった後悔のようなものもあり、国公立の大学で映像を学べる大学を探しました。 長岡造形大は入試が絵を描けなくてもなんとかなりそうだったり入学後のカリキュラムも”初心者でも大丈夫!基礎から教えます”とあってなんとかなるかなと考えて志望を決めました。まぁ、実際はかなりきついこともあったんですけど…(笑)
ーどんな風にきつかった?
やっぱり1年生前半の授業はデッサンとか色彩構成とかが多いんですよ。そこでいい評価を受けるのはやっぱり高校時代から画塾とかで努力を重ねてきた人たちなので敵わないし、同じ未経験でも構図のアイデアがいい人とかもいて自分だけが何もできないな、と悩んだことがあります。
絵が描けなくても活躍する美大生は実在した!